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次亜塩素酸水について(その3 技術者とミーティング)

次亜塩素酸水 についての考察、いよいよ最終章です。

過去10余年の臨床・研究報告、学会発表、そして実績を含め効果に疑いのない(と思われる)次亜塩素酸水ですが、その真偽を確かめるには開発・研究者にお会いしてお話を伺うのが一番と考えました。
そこで6/某日、研究・開発者であるTさんと面談をさせて頂く事としました。

私の確認ポイントは3点。
★WHOも含め何故権威ある機関が総じて今回のような発表をしたと考えられるか
★次亜塩素酸水については濃度、そして新鮮さ(作られてからの日数)が重要と聞いているが..
★噴霧下での使用の是非とその濃度についてのエビデンス
これらを率直にぶつけてみました!

【WHOの見解を引用したNITE(製品評価技術基盤機構)の発表について】
*NITEが依頼した2施設(感染研と北里大)での試験結果について、まず各々で設定条件が異なる
*特に感染研の結果は、その条件下で噴霧1分後に99.9%の感染値減少が確認されている
*北里大のものはクリアすべき数値がより厳しい実験設定であるが、数値自体は減少がみられている

また、WHOの発表については、
*そもそも、次亜塩素酸水についての記述ではない(次亜塩素酸水は日本発信の技術であり、現在積極的に用いられている国は日本と台湾、とのこと)
*「消毒薬を噴霧」とあり、「次亜塩素酸水を噴霧」ではない

以上の結果をレポートした訳であるが、各メディアの報道内容は明らかに「ミスリード」であり、経済産業省もこれを受け、6/2に声明を出すに至った。
また、これらの報道に反応し、研究者たちが次々と声明を出している。

*北海道大学研究グループの第二弾発表 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000056737.html
→次亜塩素酸水(PH5.5、40ppm)により新型コロナウイルスが30秒で不活化された

*公益財団法人 国家基本問題研究所 奈良林 直 教授 https://jinf.jp/feedback/archives/30657
→5/29 NITEの発表後のマスコミの迷走、畜産分野における次亜塩素酸水噴霧の実績と必要性について、米国での使用例とノーベル賞受賞の山中教授のコメントなど

*三重大学大学院 生物資源学研究科 福崎智司 教授 https://news.yahoo.co.jp/articles/cf003bde1568404f6ba72f0087f4da05afad1ac0?fbclid=IwAR2S1ns60czpcI0hGMnmuEJg1Zbbsd5EiwAeunHyWsm-K8De_16Xs_LzLhk
→次亜塩素酸水噴霧についての見解、NITEファクトシートについて、など

【次亜塩素酸水の濃度と使用期限について】
開発・研究者T氏の見解および解説を下記に記します。

*空間噴霧については50〜80ppmを推奨
→超音波式の噴霧機を使用する場合、その過程で濃度が20〜30%程度減少するとのこと(80ppm→55ppm位)

*次亜塩素酸濃度(FAC)は「作り方次第」ではその濃度が急激に減少する
→T氏の会社の次亜塩素酸水については、陽・陰イオンに特別な配合が施されており、未開封&冷暗所の保管で2年間、200ppmの濃度が保たれる試験結果がある。
一方、テレビ取材での実験で、20社ほどの市販の次亜塩素酸水のチェックをTV局が行なった際に、20社中18社の製品が「ほぼ水」になっていて、そのうち1社のものはカビが浮いていたとの事でした..
(勿論Tさんのメーカーのものは問題ありませんでした)

*市販の製品の中には「次亜塩素酸ナトリウム(=ハイター)」をうすめて生成したものがあるが、判別は難しいとの事。

【噴霧使用でのエビデンス】
次亜塩素酸水の噴霧使用は、これまで病院や幼稚園、老人介護施設、そして畜産や行政府などでも数年来行われています。
人体への影響はこれまで報告されていない
*畜産の分野でも、毒性に敏感な鶏も含め牛や豚への影響もない
病院内での噴霧データも多量にあり、一例として噴霧をした場合の病室や床などのウイルス・菌数は噴霧前の1/100にまで減少している

また、T氏は向こう8年間、ほぼ毎日50ppmの次亜塩素酸水噴霧下でお仕事をされる中、アスリートとしてフルマラソンその他を行なっているそうです。
(当日持参頂いた参考資料の一例)
日本外科感染症学会での2009年発表資料
→HCUにおける次亜塩素酸水噴霧により環境消毒に効果があった
*次亜塩素酸水(製品名:キエルキン):SDラットを用いた単回吸入毒性試験(2014年)
→ラットに所定濃度のキエルキン吸入を行なった結果、4時間の単回吸入に問題はなく有意な所見はみられなかった
日本食品分析センターによる生菌およびインフルエンザウイルス数測定試験(2012年)
→特に、最強の菌類ともいわれる芽胞菌(100℃の熱や感想でも除菌できずアルコール等では除菌不可)に対して、30秒以内に除菌できることを証明

これらの議論を1時間ほどさせて頂き、あらためてその効果や安全性を確認するとともに、これまでの疑問であった使用濃度や使用期限についての疑問をすっきりと解消することが出来ました。
従いまして、これからもクリニックの患者さん、そしてスタッフの安全と健康のために「正しい方法での運用」を行なっていきたいと考えております。

追伸:ご自身の家庭や職場での次亜塩素酸水の噴霧についてお聞きになりたい方は、ご遠慮なく直接院長までお申し出ください!
(可能な範囲でのアドバイスや資料等をお渡しいたします)

院長 任 剛一

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