近年、歯科の分野も急速なデジタル化が進んでおります。
矯正歯科も例外ではなく、当院でもカスタムメイドのマウスピース(Invisalign)等は、以前からシミュレーションをデジタルで行っておりました。
今回ご紹介するのは「ワイヤー矯正」でのデジタルセットアップについてです。
こんな感じで治療終了後の歯ならびから「逆算」して装置・ワイヤーを設計していくのですが...
新しい「INSIGNIA」システムではなんと、歯根が正確に表示されます(CTのデータと連動してるんです!)。
これは画期的な事で、すなわち矯正治療で歯を移動する際には、目に見えない「歯根」をいかに安全に、そして正確にアゴの骨の中で動かすかが肝なんです!
矯正治療をより安全で、しかも効率良い(=期間の短い)ものにしていくには欠かせない技術の一つであると確信しています。
(当院では、この先端技術をメーカーとタイアップしながら開発・研究しています!)
今後さらに治療のオプションが増え、より多くの矯正医がこうした安全な方法でのセットアップが出来るよう、微力ながら頑張って行きたいと思っています。
今日はいつもより少しだけ”マジメ”なお話でした!